新時代のお寺の活動【おてらおやつクラブ】
2020年07月04日
日本全国のお寺の数は7万軒以上と言われています。
これは6万軒に満たないコンビニエンスストアの数と比べてもいかに多いかがわかります。
そのコンビニエンスストアでも各地で飽和状態となっている地域も増え、
淘汰される店舗も多く見受けられます。
そのコンビニ以上に数の多い寺院が現代を生き残るのは容易ではありません。
そんな現代の生き残りを賭けたお寺の新しい取り組みとは?
お寺による福祉活動【おてらおやつクラブ】
日本国内において、子どもの7人に1人が貧困状態にあるとされています。
全国のお寺と支援団体、そして檀家さんや地域住民などが協力し、
慈悲の実践活動を通じて貧困問題の解決を目指す活動が【おてらおやつクラブ】です。
おてらおやつクラブはお寺にお供えされる様々な“おそなえ”を
仏様からの“おさがり”として頂戴し、
それを子どもをサポートする支援団体の協力のもと、
経済的に困難な家庭へ“おすそわけ”する活動です。
お寺へのお供え物は、お菓子や果物などの食料品から日用品まで様々です。
国内の貧困問題の原因は様々ですが、なかなか実情を把握し切れません。
これをおやつを届けるだけでなく、苦しむ人々の状況を想像し、
お寺や地域住民が解決に向けて何ができるのか?と考えることができます。
きっかけは2013年の大阪・母子餓死事件
この活動の歴史はまだ6年ほどですが、
二人から始めた活動も1436寺院、457団体の賛同を受け、
その活動の輪は広がりを見せています。(2020年4月現在)
その活動のきっかけは2013年の母子による悲しい事件だとの事です。
本格的な活動開始時期から、現在に至るまでに
上記の賛同を得られていますがこれからまだまだ賛同は増えていくと考えられます。
そもそもこの活動はお供え物の“おすそわけ”をするものですから、
容易に参加する事ができます。
また、このような活動を通じてお寺の存在価値を見直す機会にも繋がります。
仏教の利他の精神を考える機会が増え、社会活動を通じて仏教精神を発揮することは、
薄れていく仏教への関心が見直される機会にも繋がるのではないでしょうか?
おやつだけでなく仏様の慈悲も届ける
そもそも寺院の僧侶の方々は、
仏様の“おさがり”を食事させて頂いているとの考え方があります。
これは仏様の慈悲によって育てられていると解釈されます。
つまり、活動を通じておやつという“おさがり”を届ける事は、
仏様の慈悲を届けると考えられます。
ビジネス化している現代では、お寺の存続問題が取りざたされていますが、
お寺側がお寺の存在価値や仏教の精神をアピールする事により、
未来の信仰心へと繋がっていくのではないでしょうか?
RIYAKの仏像で仏教をもっと身近に
木製インテリア仏像ブランドRIYAKでは、
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全国の仏壇店様を中心に代理店様を募っております。
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おてらおやつクラブの活動はまだまだ始まったばかり。
ビジネスとして生き残りを賭ける方法もありますが、
社会活動を通じてお寺の存在価値を見つめ直してもらうという、
地道ではありながら素晴らしい活動だと思います。
未来の子どもたちに仏教への信仰心が相続されていく事を願います。
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