仏様のお姿を丁寧に描き写して。自分と向き合う写仏の魅力!
2020年01月24日
仏様の姿が描かれた仏画には、仏像と同様に見ている人の心を落ち着かせる力があります。
そんな仏画をなぞることで、心身を清める修行が「写仏」です。
たとえ上手な絵を描けなくても、お手本をなぞる写仏は誰でも取り組めます。
ご自宅でも気軽に始められるため、ぜひ日々の習慣に取り入れてみてください。
今回は、仏様のお姿を丁寧に描き写す写仏についてお伝えします。
写仏とは?
仏教の経典を書き写す「写経」は、よく知られた仏教の修行のひとつではないでしょうか。
お寺のイベントで気軽に体験できるほか、自宅でできる取り組みとしても人気があります。
集中して写経を行うことで、心身を清められるといわれます。
それに対して「写仏(しゃぶつ)」とは、仏様の姿を描き写す修行を指します。
お手本となる仏画を用意し、その上に薄い紙を重ねて、筆やペンで描き写します。
このように、基本的な写仏の方法は、写経とほとんど同じです。
もしも絵を描くことに苦手意識があっても、写仏をするうえではまったく問題ありません。
写経で字の上手さを競う必要がないのと同じように、
写仏でも上手な絵を描く必要はないのです。
集中して丁寧に描き写すことを意識しましょう。
なお、写仏の難易度はお手本となる仏画によって異なります。
シンプルな仏画を選べば、子どもでも楽しめるのが写仏の魅力です。
反対に、難易度の高い仏画はより集中して写仏に取り組みたいときに適しています。
もちろん、特に強く信仰している仏教の神様がいれば、その仏画を選ぶのもおすすめです。
親しみを感じる仏画であれば、心を込めて描き写しやすくなるでしょう。
自分の目的に合うお手本を選んで取り組んでみてください。
写仏の魅力や期待される効果
写仏にはどのような魅力があるのでしょうか。
また、取り組みによりどのような効果が期待できるのでしょうか。
写仏のさまざまなメリットをご紹介します。
自分と向き合う時間ができる
集中して写仏に取り組むのは、仏教の修行の一環といえます。
仏画を完成させるまでの過程に、自分の内面を知るきっかけがあるかもしれません。
受け入れ難いことも含めて、じっくりと自分と向き合ってみましょう。
このような写経における特別な時間の流れは、日常生活にはない貴重な体験だといえます。
集中力アップにつながる
ものごとに取り組んでもすぐに飽きてしまう……
そんなときは、写仏で集中力をトレーニングする方法があります。
細い線をひとつひとつなぞり、
ひとつの仏画を仕上げる写仏の取り組みには、集中力を養う効果が期待されています。
最後まで集中してやり遂げる力を高めたいとき、写仏を習慣にしてみてはいかがでしょうか?
優しい気持ちになれる
写仏では仏教の神様を描きます。
厚く信仰している神様の仏画を選んだり、神様のご利益によって仏画を選んだりしてもOKです!
慈悲深い仏様のお姿を描くと、こちらまで優しい気持ちになってくることも。
日常生活でストレスが溜まり、リラックスや安らぎを求めているときに写仏に取り組んでみましょう。
写仏をするには?
写仏をするために用意するものは、以下の通りです。
- 筆記用具
- お手本の仏画
- 薄い紙
筆記用具は、鉛筆・筆・ペンなど、使いやすいものを選びましょう。
お手本の仏画は、仏教寺院のWebサイトからダウンロードできます。
ご自宅で印刷してお使いください。
中には、薄墨で描かれたお手本が用意されていることもあります。
この場合、お手本の紙を直接なぞって写仏ができます。
一般的には、お手本の仏画の上に薄い紙を置き、透かしながら線をなぞります。
写仏がしやすい紙をご用意ください。
僧侶から指導を受けながら写仏をしたいときは、
お寺や寺カフェのイベントに参加すると良いでしょう。
本格的な写仏を体験できます。
また、自宅で練習する場合には、書籍を購入する方法もあります。
豊富な種類の仏画が収録されている本もあるため、習慣にしたい方は参考にしてみてください。
静かに心を落ち着ける時間を作りましょう
写仏はお寺で体験するだけでなく、自宅でも簡単に始められます。
写経のように字を書くのが苦手な方でも、
易しい仏画を描き写す写仏なら、無心で取り組みやすいかもしれません。
ぜひ日々の習慣に取り入れてみてください。
自宅で写仏をするなら、静かに作業できる空間があると良いでしょう。
集中しにくいと感じたら、心を落ち着ける作用のあるお香を焚いたり、
仏像を近くに置いたりと、自分なりに工夫をしてみることをおすすめします。
その際は、仏像ブランドRIYAKのインテリア仏像を、お部屋づくりにご活用ください。
本格派の木彫りの仏像が、写仏に取り組む神聖な空間を演出します。
気軽に飾れるインテリア仏像の近くで、写仏に挑戦してみましょう!
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自宅で気軽にできる仏教の修行である写仏。
どんな仏画をお手本にするかは自分次第です。
集中して丁寧に描き写して、心と体を清めましょう。
快適に写仏をする空間を整えるなら、
RIYAKのインテリア仏像をはじめ、アイテムを活用するのも一つの手といえます。
静かに取り組むための工夫をしてみてください。
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